ポケモンのロムハックについて
先日紹介したマリオカート7のカスタムトラックの応用です
野生のポケモンやトレーナーの手持ちなどを自分の思い通りに編集できます
用意するものはHBL導入済みの3DS、SDカード、ポケモンのROM(6世代のROMならどれでも可)、braindump、Rom Hack Starter Pack、HxD Hex Editor、パソコンです
SDカードは十分に空き容量があるものを使用してください、最低でも2GBは欲しいです
やり方
1.braindumpとRom Hack Starter PackとHxD Hex EditorをDLします
https://github.com/neobrain/braindump/releases
上のURLからbraindump.7zをDLしてください(マリオカート7でDLした方はしなくてもいいです)
http://www.mediafire.com/download/p5w41cvzgt6s4au/Rom+Hack+Starter+Pack.zip
上のURLからRom Hack Starter Pack.zipをDLしてください
http://download.cnet.com/HxD-Hex-Editor/3000-2352-10891068.html?part=dl-HxDHexEdi&subj=uo&tag=button
上のURLからHxDSetupEN.zipをDLしてください(Download Nowをクリックすれば勝手にDLします)
2.DLが終わったら解凍してください、braindumpはSDカードの3dsフォルダ(save_managerなどがあるところ)に置いてください
HxD Hex Editorはsetup.exeを起動してインストールしてください
Rom Hack Starter Packは解凍しておくだけでいいです
3.SDカードを3DSに戻したらHBLを起動して?アイコンのbraindumpが追加されているので選択します
4.タイトル選択画面になるのでポケモンを選択します、その後SDカードにデータを書き出すので終わるまで待ってください
スペックにもよりますが長くて半日かかったという人もいます、私は50分ほどでしたが暇な時にやることを推奨します
最悪寝てる時にやっておけば起きたら終了していると思います
5.書き出しが終わったら3DSの電源を切ってSDカードを抜きパソコンに挿します、ルートに「000400000011C500」というフォルダが作成されているはずなので開きます
バージョンやROMのリージョンによってフォルダの名前が違います、16桁の16進数のフォルダがあるはずなのでそれを開いてください
6.中に「romfs.bin」と「exefs.bin」というファイルがあるはずなのでそれをパソコンにコピーします
※最近のbraindumpはフォルダではなく.cxiファイルを作成するので.cxiファイルができた方はそれをパソコンにコピーしてください
ない場合は書き出しの途中で中止しているのでまた書き出しからやり直してください
※マリオカート7の時はromfs.binだけでしたが今回はexefs.binも必要なので注意してください
7.Rom Hack Starter Packフォルダの中のPack hackフォルダの中にある「ctrtool.exe」と先ほど取り出した2つのファイルを同じ階層に置いてください
例としてこの記事ではデスクトップに置いてある想定で書きますのでよくわからない方は同じようにデスクトップに置いてください
.cxiファイルが作成された方も同じ階層に置いてコマンドプロンプトを起動して以下のコマンドを実行してください
7'1.「cd Desktop」と入力してエンターを押し「 ctrtool --exefs=exefs.bin --decompresscode titleid.cxi」と入力してエンターを押してください
※titleid.cxiはファイルの名前を入力してください、オメガルビーなら「00040000 0011c400.cxi」アルファサファイアなら「000400000011c500.cxi」です
7'2.次に「ctrtool --romfs=romfs.bin --decompresscode titleid.cxi」と入力してエンターを押してください、これでexefs.binとromfs.binができます
こちらのtitleid.cxiも先ほどと同様にファイルの名前を入力してください
8.コマンドプロンプトを起動して「cd Desktop」と入力してエンターを押し「ctrtool --intype=romfs --romfsdir=romfsdir romfs.bin」と入力してエンターを押してください
するとコマンドプロンプトに色々文字が出てきますので終わるまで待ちます
9.終わったらC:\Users\ユーザー名\Desktopと出てくるので「ctrtool --intype=exefs --exefsdir=exefsdir --decompresscode exefs.bin」と入力してエンターを押してください
10.そうすると「romfsdir」と「exefsdir」というフォルダができるので、フォルダが有るのを確認したらRom Hack Starter Packの中のpk3DS.exeを起動します
11.FileのOpenを選びフォルダを参照します、参照するのはromfsdirがある階層です
記事の例はデスクトップにあるのでデスクトップを選択します、間違ってromfsdirフォルダを選択するとエラーが出ます
12.ツールの読み込みが終わったら編集したい部分を選択します、ここで注意してもらいたいのはこのツールは項目をクリックするたびに毎回読み込みが発生するので不必要なクリックは避けてください
野生のエンカウントやトレーナーのポケモンなどは1個ずつ設定できますし、全てランダム生成もできます
ランダム生成の場合はツールが応答なしになるのでツールが応答するまで待ちます
13.編集が終わったらToolsのRebuildからRomFSを選択しYesをクリックして保存します
この時デフォルトではromfs.binで保存しようとしますが「フォルダ名の右8桁.romfs」で保存してください
14.保存したらそれをHxD Hex Editorで開きます、一番左の数値8桁「00000000~00000FF0」までを選択して削除します
マリオカート7の時はこの作業をツールが自動的にやっていましたが、ポケモンの場合は手動でやる必要があります
00000000が「28 00 00 00 28 00 00 00 A4 00 00 00 CC 00 00 00」になっていれば大丈夫です
15.保存してSDカードのルートにhansフォルダを作成して、そこにromfsファイルを置きます
16.SDカードを3DSに戻してHBLを起動します、HANSを選択してデータを吸い出したポケモンを選択します
17.romfs -> SDをYESでその上下をNOにしてOKを押します、ポケモンが起動したら自分が編集した部分がちゃんと反映されているか確認してください、 反映されていれば成功です
以上で説明を終わりにします
HANSは更新データを読み込むことができないのでオフライン限定です
セーブデータ自体は普通のデータを使っているので、いじった出現ポケモンを捕まえてセーブしたら普通に起動してもそのポケモンが残ります
今回は使っていませんがOhana3DSの使い方も後で紹介します